焦って上達しようとするとハリボテになってしまう。それより気長にプロセスを楽しもう

 

 

10月の末に一回り大きな鉢に植え替えたコーヒーの木。

 

今日見たら、新しい葉が出ていました。

 

変な時期に植え替えてしまったかもと、心配をしていたのですが、

ちゃんと育って、新居を気に入ってくれたようで安心しました。

 

花が咲いて、

実がなるまで、

まだまだかかるけれど、

それまで気長に、仲良くしていきたいなと思います。

 

植物の成長を目の当たりにしていると、

人間の声の成長と同じだなと思います。

 

早く上達したい!と思っても、

しかるべきプロセスを経ないと、

自分本来の声は得られない。

 

焦れば焦るほど、

無理やり形にしましたって感じで、

ハリボテみたいな不自然なものになってしまいます。

 

こうありたいとか、

こうでなくっちゃとか、

そういった一切のコントロールを

手放した先に、

本来の声があったりするのです。

 

ああでもない、

こうでもないと、

時にもがきながら、

そして、楽しみながら

声の成長の旅は続いていく。

 

私はアンカヴァーリング・ザ・ヴォイスを学び始めて、

17年目になりました。

 

まだまだ、

私の声も成長が続いています。

 

きっと生きている間じゅう、ずっと成長が続くと思います。

 

その時、その時の声が、

今の自分の声で、

 

そして、また進化していくのだと思います。

 

植物のように、

成長が止まって見える冬でも、

見えない所では、

成長するために力をためています。

次に行くために。

 

だから、くじけずに、

自分を信頼して、

焦らずに、

自分の声を見つけていきましょう。

 

私はいつでも傍らで、応援させて頂きます。

 

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受け身で学ぶよりも自分主導で積極的に学ぶことの大切さ

 

 

 

私は結婚前と結婚後に渡って、大学の研究室で秘書の仕事をしていたことがあります。

教授の退官と共にその仕事を止めましたが、合計8年間そこで働きました。

 

大学の近くに自然食の定食屋さんがあって、お昼はそこへよく出かけていました。

 

お店は女性が一人で切り盛りされていました。

カウンターにお茶の入った大きなポットと湯飲み茶わんが用意されていて、

お客さんはそこからお茶を汲んで席に着きます。

 

店主が忙しく調理中だと注文をしばらくほっとかれることもあって、

それが我慢できないお客さんは帰ってしまうこともありました。

 

お客さんペースではなく、自分のペースで仕事をする人でした。

 

世間の常識とは大きく違っているやり方でしたが、

 

提供されるお料理は、なにしろ美味しかったのです。

 

私は段々と店主と話をするようになり、仕事が終わってから晩御飯を食べに行くようにもなりました。

 

研究熱心で自家製酵母でのパン焼きを何度も繰り返して、そのうちにお店で売るようにもなりました。

 

ある日、私はパンの作り方を一緒にやって教えてくれないかと頼みました。

 

すると「安易に教えてもらおうとしないで、自分でやってみたらいいよ」と彼女に断られてしまいました。

 

彼女がレーズンで起した酵母を分けてもらい、家に帰ってから作ってみました。

 

何回か作ってみましたが、全然膨らまずに、石のようなパンができあがってしまいました。

 

お店にそのパンを持って行き、そして見てもらいました。

 

そうしたら、彼女は私がどんなふうに作ったか詳しく聞いてくれて、

ここはこうしたらいいよ、それから、

このくらいになるまで待った方がいいよと色々なアドバイスをくれました。

 

私はまた家に帰ってからパンを焼きました。

 

今度はこの間のよりは少しパンらしくなりました。

 

そして、また彼女の所へ持って行きました。

 

この繰り返しを何度行った事か!

 

パンが焼けるようになるまでに、時間がめちゃくちゃ掛かりましたが、

最初に彼女が手取り足取り教えてくれていたら、

自分で考えたり、工夫することを覚えなかったと思います。

 

この経験があってから、受け身でいることよりも、自分から学ぶことを教えてもらいました。

 

アトリエ・カンテレのレッスンでもこれを大切にしています。

 

学ぶ人がどれだけ積極的に学べるかによって、

与えられたもの以上の学びをすることができると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イメージする力は身体と心を統合する

 

レッスンの時、生徒さんの声を聞かせてもらっていると、

 

その声から私の中にイメージが立ち上がってきます。

 

だいたいの場合、自然の風景が多いです。

 

光や風、太陽や雲、鳥や動物、川や海、木々や花々。

 

そのイメージを生徒さんにお伝えして、

 

生徒さんは、そのイメージを頭の中で描きながら

 

声を出します。

 

イメージを描いて声を出すと、

 

必ずと言っていいほど、

 

響きが変わります。

 

それは驚くほどです。

 

響きが変わるだけではありません。

 

歌っている本人も声が出しやすくなります。

 

イメージする力は、

 

バラバラになっている身体と心を統合させてくれる力があると

 

私は考えています。

 

そして、ありありとイメージすることによって、

 

その場所の体験や感覚が蘇って、

 

魂に輝きが増します。

 

その輝きが、声の響きに様々な色彩を与えてくれるのではないか、

 

そんなふうに、私は考えています。