谷中美香さん「音楽を描く」レッスン

  • 2017.09.19 Tuesday
  • 19:39

 

9月が来るのを楽しみにしていました。

というのは、谷中美香さんの「音楽を描く」というレッスンに参加できるから。

谷中さんは愛媛にお住まいで、1年に何度か東京でも講座を開いていらっしゃいます。

7月に谷中さんにご連絡を差し上げた時に、次に東京へお越しになるのは9月と聞いて、

その日を待ちわびていたのでした。

 

その2か月の間、私は谷中さんのホームページに綴られる記事を時間があると読んでいました。

その文章からは、谷中さんの音楽に対する思いや情熱、

そして、谷中さんと一緒にワークをする仲間の事などが深い愛情と共に綴られていて、

私はお会いする前から谷中さんを少し身近に感じていました。

 

お約束の日は、レッスンの開始時刻の1時間前に会って、

お昼をご一緒しませんかと誘って頂きました。

どこかレッスン室の会場近くのレストランでお昼を頂くのだろうと

想像していたのですが、

キッシュとピクルスの入った袋を下げた谷中さんが現れました。

 

自己紹介もそこそこに、二人でテーブルを囲んで飾らない昼食が始まりました。

ホームページに綴られている通りのイメージの谷中さんでした。

谷中さんの文章は明晰な思考で考えられた構図の中に、

ユーモアやおおらかさも兼ね備えています。

今、書いていて思いついたのですが、それって音楽みたいだなと。

だから私は彼女の文章に惹きつけられるのかもしれません。

 

そして、いよいよレッスンが始まりました。

机の上には画用紙とクレヨン、パステル、色鉛筆、えんぴつなど様々な書くものが並んでいます。

そこから自分の好きな物を選びます。

そしてまず、画用紙を両手の平で触ってみます。

その感触を言葉で表していきます。

 

それから目を閉じて同じことをしました。

すると、目を開いて触っていた時とは違う感覚がありました。

音が聞こえてきたのです。

きっと目を開けていた時にも音は聞こえていたはずですが、

私は聞き逃していたのだと思います。

触覚と音は何か関係が深いものと思って来ましたが、目を閉じることによって、

もっと音に対しての感覚が研ぎ澄まされる体験が驚きであり、新鮮でした。

 

それから谷中さんの弾かれるピアノに合わせて、画用紙に音を線で描いていきました。

左手で弾かれる旋律を、そして、右手の旋律へ。

目に見える線で現れた音がどのように組み合わさって、または、並んで、離れて、

交わって進行していくのかがよく分かりました。

夢中になっている自分がいました。

 

そして今度は私がこのレッスンの為に選んできた曲を線で描いてみました。

モチーフとなる線が現れて、それをじっくり味わいながら描いて行きます。

あせらず、たっぷりと時間をかけるところはかけて。

すっと流れるところは、軽やかに。

 

その体験をしてから、ピアノに向かい、弾いてみます。

私の指は、画用紙の上を自由に動く線描のように、鍵盤の上を滑っていきました。

 

私の谷中さんのレッスンを受けてみたいと思った動機は、

自分と楽器の間にある垣根を取り去りたいと思ったからなのです。

自分の体を自由に使って、自分の思い描くように楽器を弾くことができたら、

どんなに幸せだろうと思っていたのです。

 

谷中さんとのレッスンを通して、その一歩が開かれたような兆しがあります。

 

谷中美香さんのHP utena music field

 http://utenamuse.mimoza.jp/egak

 

 

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